【ジェットスターで行く】庄内平野と最上川と羽黒山【酒田・鶴岡】
3か月先の庄内空港までのチケットが片道一人3500円でした。
どんなところかわからないけど、安いから行くしかないということで、
航空券ありきでいくことになりました。
10月下旬のある日、飛行機は成田発13時ですのでゆっくりと支度をして出かけました。
ガイドブックを買うまでもないだろうと成田までの電車の中でスマホで簡単に観光スポットを調べました。
成田で手早くハンバーガーの昼食をとってあと搭乗口へ。
成田から庄内へ
ジェットスターは13時に予定どおり成田を飛び立ちました。
庄内空港には14時すぎに到着。あっという間です。
庄内空港では飛行機にあわせて酒田行きのバスが待っていました。
「山居(さんきょ)倉庫前」で降りるとホテルはすぐとのことです。
山居倉庫前で降りると「ホテルリッチ&ガーデン酒田」はすぐそこです。
一息ついて観光へ
ホテルにチェックインをして、ひと休みしてからさっそく観光にでかけました。
ホテルの廊下から最上川の河口が望めます。
ホテルから二三分で山居倉庫です。欅並木と板張り倉庫の静かな風景です。
この倉庫は藩政時代に庄内米を蓄えるために建てられ、今の倉庫は明治26年に建てられたものだそうです。
とても、おもむきがあります。
表にまわると、土蔵作りの倉庫が連なっています。
倉庫のすぐ前を新井田川が流れています。
そのまま新井田川にかかる山居橋を渡っていきます。
山居橋から望む新井田川。
川を渡ってしばらく歩くと本間家旧本邸です。
本間家は酒田の豪商でこの建物を幕府の巡見使の宿泊施設として藩主に献上したとのこと。
もう閉館時間で中には入れませんでしたので雰囲気だけ味わいました。
しばらく歩くと市役所前に大獅子が並んでいました。
その正面に旧鐙屋(きゅうあぶみや)があります。
こちらも暖簾をくぐってみるとちょうど片付けをしているところでした。
でも、係りの方がとても親切な方で、見える範囲で立派なお屋敷の中のことや歴史についていろいろと説明してくださいました。
鐙屋は酒田を代表する廻船問屋で日本海海運で大きな役割をはたしたということです。
親切な対応に感激しながら鐙屋をあとにして、夕焼けがきれいだという日和山に急ぎます。
なんとか日が沈む前に間に合いました。
日は最上川河口のむこうの日本海に沈んでいきます。
空も刻々と表情を変えていきます。
日和山公園では日本海の西回り航路を開いた河村瑞賢像が海をみつめています。
日和山の木造の六角灯台もおもむきがあります。
港には海上保安庁の巡視船が停泊していました。夕暮れのシルエットに思わずシャッターを押してしまいました。
いよいよ日が暮れて、夕食は酒田ラーメンの「三日月軒」にいこうと歩きだしました。
日は暮れたと言ってもまだ5時すぎです。お店もすいてるでしょう。
しかし、20分ほど歩いてたどりついてみるとお店はもう閉店していました。
なんと、午後3時には閉店していたのです。
近くにあるワンタンメンの「満月」にも行ってみましたが、4時半に閉店していました。
周辺には他にお店がありません。コンビニもありません。
6時前ですが町は静まりかえっています。
駅前までいけばなんとかなりそうですが、バスもよくわからず、歩くには遠すぎます。
今晩食べるものがない。。。とちょっとあわてました。
かろうじてホテルでもらった飲食マップで歩いて10分ほどのところにワインバーがあることがわかりました。
すがる思いで電話をしてみると料理はイタリア料理で夜11時までやっているとのこと。
助かった!
へとへとになってそのお店「RAVI」にたどり着き、ビールとイタリア料理でお腹を満たしました。
ワイン好きならさらに楽しめることはうけあいです。
スマホのバッテリー切れで料理の写真がとれなかったのが残念です。
2日目は鶴岡から羽黒山へ
翌朝はホテルの朝食バイキングで地元のいろいろな食材を楽しむことができました。
今日は鶴岡から羽黒山にいって3時の飛行機で帰る予定ですので8時にはホテルを出ました。
駅までいくバス停からは正面に鳥海山がきれいに見えました。
バスで10分ほどで酒田駅に着きました。
特急までは少し時間がありましたので待合室やおみやげ屋で時間をつぶします。
しばらくすると特急が入線してきたので改札を入りました。
ちょうど機関車の連結をしていて思わずシャッターを切りたくなりました。
酒田駅には湊町酒田のディスプレーが。
9時すぎ、鶴岡にむけて特急が発車しました。駅を出てすぐ左手に鳥海山がきれいに見えます。
特急列車はひろびろした庄内平野を駆け抜けていきます。
電車は20分ほどで鶴岡に到着しました。ここからはバスで羽黒山に向かいます。
バスで羽黒山へ向かう
途中、羽黒山の一の鳥居である大鳥居をくぐっていきます。
30分ほどで羽黒随神門につきます。バスはここで降ります。
鳥居をくぐって進むと随神門が見えてきます。
隋神門より内は出羽三山の神域で、羽黒山頂の出羽三山神社まで続く石段の出発点になります。
隋神門をくぐるとまず継子坂の石段を下ります。
しばらく行くと小さなお社が左右に立ち並びます。
その先を行くと祓川(はらいがわ)にかかる朱色の神橋を渡ります。
橋の右手には滝が見えます。
さらに進むと左手に樹齢1000年を超える天然記念物の爺スギが現れます。
その先に国宝の五重塔が見えてきます。
この五重塔は600年前に建てられたものだそうです。
五重塔から先はいよいよ杉並木の中を登っていく石段の一の坂が始まります。
その先は二の坂へと石段が続き、2000段を超える石段を上りきると1時間ほどで山頂に着くそうです。
でも、私たちは飛行機の時間があるため隋神門まで戻ってバスで山頂をめざすことにしました。
隋神門からバスで15分ほど乗ると羽黒山頂につきました。
山頂の出羽三山神社でひときわ目につくのが三神合祭殿です。
江戸末期に建てられた茅葺きの見たこともないような大きな社殿です。
ここには出羽三山の月山、羽黒山、湯殿山の三神がまつられています。
飛行機の時間があるので山頂での滞在時間は20分ほどの駆け足参拝となりました。
山頂から帰りのバスに乗ると紅葉の始まったばかりの木々がすすきのむこうに見えました。
鶴岡から帰路につく
バスを鶴岡で乗り換え、陽光に輝く庄内平野をひた走って空港に向かいます。
ジェットスターは3時すぎに予定どおり飛び立ち成田へと向かいます。
ジェットスターは予定どおり4時すぎに成田に到着しました。
今回の旅もこれでおわりです。
庄内行きのジェットスターで出掛けることが先に決まり、
スマホを見ながらの観光めぐりでしたが、
楽しい想い出ができました。
つぎのジェットスターの旅が楽しみです。
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