【ジェットスターで行く】田園の中の静かな露天風呂【湯布院温泉】
大分までの飛行機のチケットがジェットスターで安くなっていました。
ひとり片道3500円。
それなら1泊で温泉に入りに行ってももったいなくないかな。
ということで、るるぶで湯布院のホテルを予約してその3ヶ月後、6月の中旬に家内とふたりで出発となりました。
ジェットスターで大分へ
LCCなので機内手荷物は2つまで。重さは合計で7kgまで。
トランクの大きさも一番小さいタイプでないといけません。
これを超えると追加料金が発生します。
ですので、LCCでの旅ではいつも荷物を最小限にします。
行きのトランクはお土産用にスカスカにしてでかけます。
飛行機は10時半に成田をとびたちました。
ジェットスターはもう何度も乗っているので狭さにも慣れています。
約1時間半、目を閉じてスマホで音楽をきいたり、窓の外をながめたり。
有料の機内サービスは我慢です。
天気は上々です。
1時間もたつともう着陸体制に入ります。
着陸は上手で振動もあまりなくスムーズでした。
バスで湯布院へ
大分空港から湯布院まではバスがでています。
バスのチケットを往復で買うと500円も安くなるのでお得です。
ただ、バスの時間までは1時間以上あるので昼食にします。
空港ビルの3階にはレストランがあります。
私は「とり天」、家内は「団子汁」を頼みました。
どちらも大分の定番郷土料理だそうですが、聞くのは初めてです。
唐揚げ好きの私ですが「とり天」はあっさりしていて、これも美味しい。
団子汁は家内からすこしもらってたべました。
ほうとうを上品にしたような感じです。
ふたりとも満足です。
湯布院駅までは山の中を高速道路を使って1時間弱です。
3時すぎに湯布院駅のそばのバスターミナルに到着しました。
そこから今日の宿泊のホテル「秀峰館」に連絡。
10分ほどでお迎えの車がきてくれました。
ホテルにチェックインして部屋に通され驚きました。
真正面に由布岳がドーンと見えます。
その威容に感動です。
さて、それでは夕食までの時間に湯布院の観光に出かけます。
湯布院を観光
湯布院は山に囲まれた盆地状の田園地帯です。
駅から北東にむかって走る由布見通り沿いには色々なお店が軒を連ねます。
湯布院のメインの通りです。
駅はとてもきれいで落ち着いた雰囲気です。
駅からは観光馬車も発着します。
静かな駅前から100mほどいくと
宇奈岐日女神社(うなぎひめじんじゃ)の大鳥居があります。
そこからお店をのぞきながらぶらぶら15分ほど。
たけもと通りに入る分岐があります。
たけもと通りは少し狭くて鎌倉の小町通りのような雰囲気です。
お土産屋さんやおいしそうなスイーツのお店がならびます。
お土産を買ったりしながら800mほどぶらぶらいきます。
そこから右に折れてしばらく行った奥に金鱗湖があります。
このあたりには古くからある地元の共同浴場もあります。
地元の人専用もありますが「下ん湯」のように観光客が入れるところもあります。
ただし混浴だそうです。
金鱗湖からは表通りを離れて川沿いの道や田んぼの中の道を歩いていきます。
宿泊の秀峰館まで徒歩でゆっくり一周して約1時間半くらいでした。
ホテルに戻ると外の足湯で少し足を休めてから宿の中に入りました。
由布岳を望む露天風呂
部屋に戻ると真っ先に温泉に入りにいきました。
秀峰館は湯布院の中でも東寄りにあって由布岳を望むには絶好の場所です。
ホテルの方のお話では由布岳の上まで雲がまったくないのは珍しいそうです。
今日は天気にめぐまれ夕日に照らされた由布岳が山頂までくっきり見えています。
露天風呂からはすぐ手が届くかとおもうほどの迫力で由布岳が迫ります。
6月なかばの平日でもあるため露天風呂は私一人の独占。
次第に日が落ちて黄昏ていく由布岳を見ながら、
ほどよい熱さの温泉に身を委ねます。
あー、きもちいいい、しあわせ、思わずそんな言葉が出てきます。
湯布院全体かどうかはわかりませんが秀峰館の温泉は単純泉です。
硫黄泉のようなインパクトこそありませんが、なにか落ち着きます。
今日は夜9時頃と夜中の12時と明け方の5時に入る予定です。
豊後牛のしゃぶしゃぶ
たっぷり歩いたので夕食も楽しみです。
今日のメインはなんと言っても豊後牛のしゃぶしゃぶです。
豊後牛は秀峰館直営の牧場から朝一番で運んできたお肉だそうです。
懐石風の趣向を凝らしたお料理もとても美味しい。
でも豊後牛のしゃぶしゃぶはさらに美味しい。
あまり夢中で夕食の写真を撮り忘れてしまいました。
食事を進めていくうちに窓から見えていた由布岳はいつの間にか暗闇に沈んでいます。
中居さんが記念に写真を勧めてくれました。
中居さんもみなさん気持ちのいい対応です。
蛍狩り
部屋への戻りぎわに先ほどの中居さんが蛍見学をすすめてくれました。
ホテルから歩いて10分ほどの宇奈岐日女神社脇の小川で見れるのだそうです。
玄関でサンダルと懐中電灯を借りて、浴衣すがたのまま出かけました。
昔蛍狩りに出かけたことを思い出します。
田んぼ中を通る舗装道は時折車が来る以外は真っ暗でひっそりしています。
懐中電灯の明かりを頼りに進んでいきます。
小川に目をやると暗がりの中を蛍が点滅しています。
神社の雑木林のなかにも蛍がふわふわしています。
あっ、ここにも、あっちにも。
家内と二人で蛍を指差して思わずはしゃいでしまいました。
もちろん蛍狩りはせずに見学だけにししたことは言うまでもありません。
宇奈岐日女神社
宇奈岐日女神社はパワースポットとしても有名だそうです。
朝食の後に中居さんに蛍のお礼を言い、その足で神社に向かいました。
昨晩歩いた道を朝日の中二人で出かけます。
伊勢神宮を訪れた際に覚えた作法で手水舎で身を清めます。
朝の境内は明るい朝日で輝いていますが誰もいません。
500円玉をそれぞれが賽銭箱に入れ二拝二拍手。
家族のことを沢山お願いして、一礼して静かにお参りを終えました。
帰路
9時ころチェックアウトして駅まで送ってもらいました。
宿泊費はるるぶポイント1,400円、るるぶでゲットしたクーポン3,000円を使って、一泊二食付きで27,380円でした。
旅館の2食付きで二人なのでとても満足です。
さて、空港行きのバスまではまだ少し時間があります。
駅前のお土産屋さんををいろいろ見てまわります。
500円ほどで団子汁のパックがあったので私はそれを知人へのお土産にします。
家内は勤め先へのお土産選びに昨日からいろいろ悩んでいます。
いろいろ悩んだすえに、赤司菓子舗の「しっとり餡ぽてと」にしたようです。
空港には11時頃につきました。
飛行機は帰りもジェットスターです。
飛行機の時間まではお土産を見たり昼食をしたり。
すこし時間が余りました。
13時すぎに大分空港発。
15時前に成田に無事到着しました。
湯布院について
湯布院は前から行ってみたかった温泉の一つでした。
山あいの坂の多い温泉町を想像していましたが、随分とイメージが異なりました。
実際の湯布院は山に囲まれた田園の中の由布岳山麓に広がる静かな温泉でした。
特に由布岳の景観は忘れられない思い出になりそうです。
趣向を凝らしたホテルが他にもあるようですが、
秀峰館は温泉、景観、料理、接客、どれをとっても満足のいくものでした。
またいつか訪れてみようと思います。
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(参考)ジェットスターの機内持ち込み手荷物について
ジェットスターの機内手荷物の数はキャリーケースと手回り品の2つまで無料。
重さは合計で7kgまでは無料。
キャリーケースのサイズは高さ56cm、幅36cm、奥行き23cm以内となっています。
高さ、幅、奥行きの合計は115㎝。高さはキャスターや把手も含めた外寸で見ます。
合計115cmは国内線や国際線の基準と同じですが、国内線や国際線の場合は高さ上限55cm、幅上限40cm、奥行き上限25cmとなっています。
しかし、ジェットスターでは奥行き25cmのキャリーケースでは機内持ち込みには追加料金が発生します。
また、重量は7kgを超えると機内持ち込みに追加料金がかかります。10kgを超えると荷物を預ける必要がありこれも追加料金がかかります。
荷物の追加料金についてはあらかじめ申し込むのと出発当日になって払うのでは料金が違います。
あらかじめ申し込んだほうが安いですし、当日でも空港カウンターで払うのと、搭乗ゲートまで来て払うのでは後者の方が高くなります。
荷物が増えそうならば前もって申し込んでおくのが賢明です。