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【老老介護】直接行けない時の携帯電話遠隔介護【経験者アドバイス】

【老老介護】直接行けない時の携帯電話遠隔介護【経験者アドバイス】
寝太郎
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母は、4年前に父が亡くなってからは実家で一人暮らしをしています。

1年ほど前からもの忘れがひどくなり、いまでは5分前のことも覚えていません。

よたよたとではありますが、歩くことはできます。

外では杖をついていますが、家の中は壁や手すりを伝って自分で移動できます。

朝7時に起き、着替えをして、カーテンを開けて、新聞をとってきて、自分で洗濯もして、お風呂を沸かして入ることもできます。

要介護度は2です。

そんな状態で一人で暮らしているのでいろいろと心配です。

そこで週のうち4日はショートステイで泊まりにいくようにしました。

ショートステイなら安心です。

ショートステイに出かける前日(日曜日)は荷物の準備もあるので、私が実家に泊りがけでいきます。

また、木曜日の夕方に帰ってくる時は、姉が夕食を作ってむかえます。

ですので、金曜と土曜を遠隔でどう対応するか、です。

一人にしておくと心配なことがいくつかあります。

そこでその部分は私が携帯電話で指示をすることにしました。

携帯は家族通話が無料となっているので、30分話しても無料です。

これはとても助かります。

のんスロくん
のんスロくん
89歳のおばあさんでしょ?
カピちゃん
カピちゃん
携帯電話なんか使えるのかなあ。。。

幸い、母には10年くらい前から携帯電話を持たせており、電話に出ることはできます。

携帯電話をつなぎっぱなしにして気になることをひとつずつ指示をしていきます。

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携帯電話で薬の指示

まず、薬のことが心配です。

薬は血圧の薬、便秘の薬、唾液が出やすくする薬、ビタミン剤の4種類を朝夕呑んでいます。

特に血圧の薬は飲まないとちょっと心配です。

1年前は食後に自分からのんでいましたが、いまは指示をしないと呑みません。

100均で買った朝昼夜1週間分を小分けできる薬ケースにあらかじめセットしておきます。

そして金曜、土曜の朝夕に電話して薬を呑むように言います。

言っただけでは呑まないこともあるので、ケースからテーブルに出させます。

その上で4つあるか確認します。

食事が終わっていればその場で飲み終わるのを待ちます。

終わってなければテーブルの見えるところに置かせます。

風邪などを引いて一時的に薬が増えることがあります。

そういう時は薬が混ざらないように慎重に取り出すように言います。

また、ケースを落とすと混ざる危険があるのでケースの蓋は必ずパチっと確実に閉めさせます。

ある時は薬のケースが見当たらないことがありました。

誰も持っていかないので自分でいつもと違うところに置いたに違いありません。

寝室、台所、リビングと探させて結局リビングの電話台の下の棚に置いてありました。

本人は覚えていません。

母は心臓のペースメーカーを入れていますが、これは何もしなくていいので心配ありません。

心配なのは血圧くらいなので遠隔でできるのかもしれません。

もし呑まないと致命的な病気を持っていたらそうはいかないのかもしれません。

携帯電話で食事の指示

つぎに食事をちゃんと食べるかが心配です。

母はすでに自分で食事を作る気力はなくなりました。

物忘れがひどいのでガスコンロは使わないように言っています。

それでも忘れるので元栓は閉めて注意書きをしています。

食事を温めたいときは電子レンジを使うように言っています。

母は同年代の女性の中では身長が高い方ですが、一時体重が40kgを割りそうになりました。

一人でいると食事を簡単に済ませてしまうことが多く、また栄養価の高い食事もとれていないことが原因のようでした。

ごはんをちゃんと食べるよう電話で言っても、結局は簡単にすませているようでした。

そこで、金曜、土曜の朝夕に電話のタイミングでは冷蔵庫からおかずを出させます。

出しただけでは台所に置きっ放しになるのでリビングのテーブルに並べさせます。

冷蔵庫とテーブルを往復するので時間がかかります。

そして、終わるとテーブルに何が並んでいるかを訊いて確認します。

そこまでしないと確実に食べないようです。

金曜、土曜の昼食はお弁当を頼んでいます。

また、金曜、土曜の夕食はヘルパーさんに来てもらいます。

ヘルパーさんには食材の買い出しと夕食の準備をしてもらってます。

準備が終わると帰りますが、母のとりとめのない思い出ばなしに付き合ってくださるヘルパーさんもいます。

私や姉がいる時は栄養に注意した食事を用意します。

私はメインディッシュをマグロの刺身、姉は野菜と鶏肉の煮物としています。

冷蔵庫には納豆と煮豆を切らさないようにしています。

筋肉が弱らないようタンパク質の摂取を第一に考えてます。

カルシウムは牛乳を飲むことでよしとします。

小魚や煮干しのようなものが一番いいのですが、いまの母には無理そうです。

携帯電話で新聞の指示

母は曜日の感覚もありません。唯一、毎朝届く新聞で今日が何曜日かわかります。

曜日がわかれば、壁にかけてあるカレンダーを見てその日の予定を確認できます。

カレンダーには、デイサービス、ショートステイ、ヘルパーさん、お弁当、病院などの予定が書いてあります。

今日はお出かけじゃないかな?お迎えにくるのかな?

と、いつも気にしてますのでカレンダーを見ると安心します。

新聞は自分で取りに行くことができます。

しかし昨日の新聞がテーブルに置いてあったりすると曜日を間違えたりして混乱します。

それを避けるために、朝の電話の際に昨日の新聞は片づけるよう指示をしています。

携帯電話でいつまでできる?

いまのように携帯電話で指示するのも早晩限界がくるでしょう。

カーテンは開いてるか、パジャマから着替えているか、、、

想像できる限りで電話で確認してますが限界があります。

テレビの音が大き過ぎると電話での会話もできないので音を下げさせます。

でも時々リモコンの音の下げ方がわからなくなります。

携帯でこちらが母に何かを指示して、それをやって戻ってきた母が電話をしていたことを忘れてしまったということもあります。

携帯電話がいいのは、そういう時でも受話器が上がったままにはならないことです。

こちらで一旦通話を切ってかけ直せば呼び出すことができます。

時々携帯電話がつながらなくなることがあります。

原因はわかりません。おそらく携帯の不具合です。

この状態になったら次に実家に行った時にSIMを抜き差ししないと直りません。

それまでは固定電話で話すことになります。

その場合受話器の置き忘れで話せなくなる可能性があります。

そして、母の物忘れがひどくなり着替えやトイレなどの日常の当たり前のことができなくなったら、、、

この遠隔介護もいよいよ終わりを迎え介護も次の段階を迎えます。

それまでは姉と二人三脚でできる限りのことをしてあげたいと思います。







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寝太郎
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「のんスロ年金!」管理人
完全リタイアしてすでに年金生活に入っている管理人が、「のんびりスローな年金ライフ」を発信します。
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