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【老老介護】老母の一人暮らしをどうサポート?【介護保険を活用】

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わたしの母は90歳をこえていますが、一人暮らしをしています。

父が残してくれた住み慣れた我が家をはなれたくないようです。

また生活環境を変えるのはボケをすすめてしまうと聞きます。

それもあって、父が亡くなって一人になってもそのまま実家で一人で暮らしています。

幸いなことに、ご近所にはいろいろと気にかけてくれるお友達がいて元気をいただいています。

とは言っても、身内でしっかりと一人暮らしをサポートしていく必要があります。

この記事では年老いた母親の一人暮らしを実際どうサポートしているかについてお伝えします。

まず家の中の準備をする

手すりの設置で転倒防止

母は脳梗塞を患ってから歩くのが危なっかしくなりました。

家の中で転倒しないためにも手すりは必要です。

まず、寝室からトイレの導線となる壁に手すりを取り付けました。

夜中に起きて寝ぼけまなこでトイレにいくときに頼りにできるようにしました。

浴槽まわりにも2カ所に手すりを取り付けてもらいました。

なんとか自分だけでも入ることができるのですが手すりがあったほうがより安全です。

家の外は門扉から玄関まで手すりをコンクリート打ち込み式で固定してもらいました。

母の場合は車いすは今のところ必要ないのでスロープ設置など大掛かりな改修は必要ありませんでした。

介護保険には一定額まで手すりなどの設置費用補助があるので活用しました。

またビスで止めるだけで簡単に柱にとりつけられる手すりがホームセンターで売っています。

結構しっかりしていて長さもいろいろありますし値段も大したことはありません。

あって困るものではありませんので家中のあちこちに自分で取り付けました。

レンタル品の活用

設置工事がむずかしい場所にはかんたんに設置できるレンタル品を使いました。

トイレは壁の強度が足りないため手すりをつけられませんでした。

そこで、ひじかけをレンタルして便器に設置しました。

玄関のたたきから廊下の高さまで段差があるのでつかまれるようにレンタルの手すりを設置しました。

手すりは置いただけですがどっしりとしていてこれを頼りにすれば段差があっても大丈夫です。

必要なサポートを洗い出す

トイレのサポート

母はトイレには自分で行けます。

おむつが汚れたら便器に腰かけたまま時間をかけて自分ではきかえることができます。

トイレの便器には手すりがついているので危険もありません。

トイレについては人の手はいまのところ必要ありません。

トイレ掃除やトイレットペーパーの補充などをわたしや姉がときどきすれば大丈夫です。

ベッドの寝起きのサポート

ベッドに寝るのは自分でできます。

起き上がるのは大変になってきましたが手すりをつけたのでなんとか大丈夫です。

尿漏れなどでシーツが汚れたときの交換はできませんが、いまのところ頻度は低いのでなんとかなっています。

洗濯のサポート

洗濯機は自分でまわすことができます。

物忘れはひどいのですが、使い慣れている洗濯機なのでボタン操作は体で覚えているようです。

洗剤はキューブタイプのものにして、一つ入れればいいようにしています。

洗濯ものといっても下着のシャツ、くつ下、タオルくらいです。

パンツはすでに使い捨ておむつになっているので洗濯はありません。

脱水が終わったらよろよろしながらもなんとか室内に干しています。

洗濯ものを干すときは尻もちのリスクがあるのですが、自分でやることの意義も大きいのでやらせています。

ごみ出しと掃除のサポート

一方で、おむつや生ごみの処理については分別や出すタイミングがちゃんとできないため任せられません。

家の中の掃除はもちろん自分ではできないためサポートが必要です。

どちらも毎日やる必要はないのでわたしか姉が実家に行ったときにやるようにしています。

食事のサポート

母は物忘れがひどいためガスコンロの使用は禁止しています。

温めるひつようがあるときは電子レンジでチンをするように言ってます。

調理のような複雑な作業はもはや無理な状態です。

また食べるのを見ていないと食事を簡単にすませてしまいます。

そこで、わたしか姉が食事を作りにいきます。

でも三食分を毎日作りに行くわけにはいきません。

せいぜい週2日から3日が限度です。

では、それ以外の日をどうしたらいいでしょうか。

お弁当

まずお弁当という手があります。

栄養を考えた温かいお弁当を毎日とどけてくれるサービスがあります。

いまは木曜と金曜のお昼に届くようにお願いしています。

必要になったら電話一本でもってきてくれるので便利です。

料金はお弁当と引き換えなのですが小銭の受け渡しは母にとっては簡単ではありません。

そこでお弁当屋さんに玄関に置いた小銭入れから勝手にもっていってもらうようにお願いをしています。

お弁当はビニール袋に入って届きます。

母はそれを片手でさげて片手で手すりを伝いながらテーブルまでなんとか持ってくることができます。

ヘルパーさん

毎食お弁当というのも飽きてしまいそうですし夜もお弁当ではちょっとさびしい気がします。

そこでお弁当はお昼だけにして夕食をつくりに行けないときはヘルパーさんにお願いすることにしました。

夕方きてもらって夕食をつくってもらい食べ終わるまでいてもらいます。

場合によっては買い物にも行ってもらうことができます。

食べ残したものは朝食べられるようにラップをかけて冷蔵庫に入れてもらいます。

翌日のご飯が足りなさそうなら朝炊きあがるように炊飯器をセットしてもらいます。

入浴のサポート

お風呂は一人で入れますが、一人だけのときに入るのはちょっと心配です。

そこで夕食のヘルパーさんに食事のあと入浴の世話までしてもらうようにしています。

服を脱いだりパジャマを着たりは浴室に椅子をおいてあるので時間をかけてなんとか自分でできます。

浴槽のなかには手すりを使ってゆっくりと転倒に注意しながらなんとか一人で入れる状態です。

ヘルパーさんには何かあったときに対応してもらうためにお風呂からあがって着替えがおわるまでいてもらいます。

母はお風呂に入るときはパジャマは忘れませんが下着を換えるということは忘れてしまいます。

そこでヘルパーさんには新しい下着をセットしてもらっています。

また、冬には浴室暖房のスイッチを入れてもらうこともお願いしています。

ケアマネさんに相談して介護保険を活用する

介護保険では必ず担当のケアマネージャーさんを通して介護プランを立てていきます。

母の一人暮らしのサポートもケアマネージャーさんと相談しながらやってきました。

いまサポートの核となっているのはショートステイです。

ショートステイには月3回、月曜の朝から木曜の夕方まで行っています。

介護度によってショートステイの日数には上限があるようですがケアマネさんが状況にあわせて提案してくれます。

ショートステイに行っているあいだは家族は約3日間自分の時間を取り戻せます。

3度の食事の心配やおむつの心配をする必要がありません。

ただ、施設内での転倒が心配でしたのでケアマネさんに相談をしたところ、

手押しカートのレンタルを提案してくれましたので安心して送り出しています。

介護はえんえんと続きますから、このリフレッシュがないと精神的に参ってしまいます。

手すりの設置ではケアマネさんに業者さんの選定から打ち合わせ、補助金の申請までお世話になりました。

お弁当は介護保険の対象ではありませんでしたがケアマネさんから情報をいただきました。

ヘルパーさんについては業者さんの選定から打ち合わせ、支援内容、支援時間などについてお世話になりました。

また、母の歩行のリハビリマッサージについてもケアマネさんに相談して週2回お願いしています。

女性の先生が歩くことのサポート、筋肉のトレーニングなどを30分にわたってやさしく施術してくれます。

家族がたちあっていなくても安心してお願いできます。

そういうサービスがあるのもケアマネさんに教えてもらわなければわかりませんでした。

 生活サポートのアイデア

携帯電話で指示

一人暮らしをサポートするうえで携帯電話が活躍しています。

朝は7時半に電話をして、起きているか、着替えているか、エアコンはついているかなど確認します。

それから冷蔵庫をあけておかずを出させたり、食後の薬を所定の位置からとるように指示します。

また、行くことはできなくても声を聞くだけでさびしさが和らぐということもあるのではないでしょうか。

暑さ寒さ対策

一人暮らしでは暑さや寒さの対策が気になります。

夏も冬もエアコンをフル稼働させて夜は寝室だけでなくリビングもつけっぱなしにするように言ってます。

冬はトイレにおいてある小さな温風ヒーターをつけっぱなしにします。サーモスタットで室温が下がると自動で温風が出ます。

寝具にはヒートループのシーツと毛布を使っています。

ヒートループはディノスの通販で売っているのですが、とても暖かく肌触りもいいので母は愛用しています。

夏でもヒートループのシーツは母が気持ちいいと言うのでそのまま使っています。

集金対策

以前は健康のために牛乳、青汁をとっていました。

顔見知りの集金のかたに見守っていただく意味あいから支払いは集金にしていました。

しかし歩くのがおぼつかなくなってきてビンを落とす可能性がでてきたのでとるのをやめました。

毎日牛乳を1本飲む習慣は骨粗しょう症の防止策として続けたかったのですがあきらめました。

牛乳パックを買い置きしてわたしが行ったときに飲ませるようにしています。

新聞も牛乳などとおなじ意味合いで集金にしていましたがこちらは口座引き落としにしました。

母は物忘れがひどく今日は何月何日の何曜日なのかすぐわからなくなります。

唯一その日の新聞の日付が頼りですし、新聞記事をよむのは脳の刺激にもなるのでやめるわけにはいきません。

契約関係

テレビの受信契約、電話回線契約、インターネット回線契約は父が存命中にJ:COM
(ジェイコム)にまとめました。

テレビアンテナのことを気にする必要がありませんし、電気、ガス、水道以外の契約がすっきりまとまり便利です。

電気の契約は使用するアンペア数を1ランク上げました。

一人のときにブレーカーが落ちると母だけでは対応できないので余裕をみて契約しています。

水道の利用料は毎月チェックするようにしています。

異常に多いときは水道の出しっぱなしや漏水が考えられます。

最近では水洗トイレの具合が悪くて水が流れっぱなしになる場合があることがわかりました。

それから一人の時に緊急で助けを呼ぶための通報装置を自治体が仲介している業者と契約しています。

急に具合がわるくなって助けてほしいときにボタンを押すだけでオペレーターがすぐ答えてくれます。

はなしができない状態なら異常事態として警備員と救急車が駆け付けます。

家の鍵もあけられるようになっています。

また12時間以上センサーに人の動きが感じられないときも緊急事態として警備員が駆け付けることになっています。

ですからショートステイに出かけるときはかならず「外泊ボタン」を押しておくようにします。

いちど母が間違ってボタンを押したため救急車がきてしまったことがありました。

このシステムは一人暮らしの母にとっては心強い味方のようです。





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