【e-Taxでらくらく】はじめての確定申告!【ふるさと納税篇】
こんなふうに、ふるさと納税をしてホッとして税金のことを忘れてるかたも多いのではないでしょうか。
ふるさと納税は自分の応援する自治体に寄附をする制度ですが、申告することで寄附金のうち2,000円をのぞく分は戻ってきます。
でもやることをちゃんとやらなければ戻ってはきません。
税金の申告をすること
寄附の上限額をこえないこと
この2つが重要です。
この記事では税金の申告について解説します。
「ワンストップ特例制度」で簡単申告
寄附する先が5つの自治体まではこの「ワンストップ特例制度」がつかえます。
ワンストップ特例制度なら確定申告をしなくても申請書(「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」)を寄付先の自治体に送付するだけで手続きが完了します。
ふるさと納税サイトによっては寄附をする際にこの申請書の送付を申し込めるようになっています。
納税サイトや自治体によって対応が異なりますので入手方法については各サイトの案内を参照してください。
この書類に必要事項を記入してマイナンバーや本人を確認できる書類を添えて寄附した自治体に送るだけで完了です。
提出は同じ自治体であっても寄附の都度おこなう必要があります。
一部の自治体では電子申請が可能ですが原則的にはインターネットでの申請はできません。
なお申請書は翌年1月上旬頃必着とされていますので早めに送るように心がけましょう。
間に合わないと確定申告が必要になります。
書類を出すのをわすれてしまうと寄付額がすべてほんとの寄附になってしまいます。
寄附をしたらすぐにやっておくようにしないと忘れてしまいます。
また確定申告をしなくてはいけない方や医療費控除などを申告予定の方はこの特例はつかえません。
確定申告の際に寄附金控除を申請してください。
「ワンストップ特例制度」をつかうと所得税の還付はなくすべて住民税の減額というかたちで戻ってくることになります。
「ワンストップ特例制度」は寄附の件数が多いと書類送付がかえって大変です。件数が多いときは確定申告をおすすめします。
確定申告で申告する
6自治体以上に寄附をしたばあいは確定申告で寄附金控除の申告が必要です。
確定申告というと手書きで面倒な申告書を書いてそれを税務署まで持っていくのか。。。
と思われるかもしれませんがその必要はありません。
国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作成してそのまま「e-Tax」をつかってインターネットで提出できます。
最初だけはe-TaxのID・パスワードの発行のために税務署に行く必要がありますが、身分証明だけあれば大丈夫です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
寄附金控除の入力
それではさっそく「確定申告書等作成コーナー」から寄附金控除の申告をする手順を解説していきます。
所得税で寄附金控除の申告をすれば住民税の手続きはとくに必要ありません。
「確定申告書等作成コーナー」からスタートして所得控除の画面まできたところからはじめます。
寄附金控除の横の「入力する」ボタンを押します。
寄附先から送られてくる証明書を見ながら必要事項を入力する画面です。「入力する」を押します。
寄附金受領証明書を見ながら赤枠に記入していきます。
別の寄附先や同じ寄付先の別の寄付を入力するばあいは画面下のオレンジのボタンを押します。
記入がおわったら「入力終了」を押します。
この画面にもどってきます。訂正、削除、追加入力がなければ「次へ進む」を押します。
(寄付金額ー2,000円)が所得控除額に表示されます。
これは所得税で所得控除される金額で所得税からもどってくる金額ではありません。
(寄附金額ー2,000円)に所得税や復興特別所得税の税率をかけた金額が実際に所得税からもどってくる金額です。
さらにこの申告をもとに住民税でも寄附金の税額控除があり、最終的に(寄附金額ー2,000円)がもどってきます。
ただし、住民税の税額控除には上限があります。
上限を超えた金額はもどってきませんので注意が必要です。
ふるさと納税サイトで上限額をシミュレーションしてから寄附をしましょう。
とくに問題がなければ「OK」を押します。そうすると最初の所得控除画面にもどります。
なお寄附金受領証明書は提出不要ですが5年間は保存しておく必要があります。
↓ふるさと納税のやりかたについてはこちらの記事が参考になります。